日陰の二次創作小説サイト。DOLLSで気ままに稼動中。
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今月2度目のUPです。
いつも通りの桜澤×御子柴…。
今回は新しい試みに出てみました!
…桜澤視点の話。
やっぱり、色々考えさせられる所が有るので。
今回の時生視点は、二次創作としてはどうなんでしょうねぇ~;;;
ギリギリセーフ?それともアウト?
難しい所ですが、挑戦してみたいと前々から思っていたので。
K的には、書けて良かったと思っています。
毎度の事以上に、自己満足の塊!
自己満足のお手本です;;;(痛)
ではでは。
お楽しみ頂けたら幸いです☆
いつも通りの桜澤×御子柴…。
今回は新しい試みに出てみました!
…桜澤視点の話。
やっぱり、色々考えさせられる所が有るので。
今回の時生視点は、二次創作としてはどうなんでしょうねぇ~;;;
ギリギリセーフ?それともアウト?
難しい所ですが、挑戦してみたいと前々から思っていたので。
K的には、書けて良かったと思っています。
毎度の事以上に、自己満足の塊!
自己満足のお手本です;;;(痛)
ではでは。
お楽しみ頂けたら幸いです☆
『 WHEN MY... 』
「ちぇッ…あのオヤジめ…」
流れる雲に相手を重ね合わせ、ポツリと毒付く。
頬を撫でる柔らかな微風…己の金髪が緩やかに靡いた。
背中を包む絨毯のような下草。
目の前には透き通る程の高い青空。
心とは裏腹の美しい風景に、更にイライラが増す。
「クソッ…デザートイーグルで練習したっていいじゃねーか」
先程まで射撃練習をしていた筈が。
あの射撃実技講師…保井に、デザートイーグルでの練習禁止を言い渡されてしまったのだ。
――あれは、俺のストレス発散なんだ。邪魔すんな。
なので。
仕方なく裏庭でふて寝を決め込む。
「もう知らねー」
眼前に広がる青空。
その色によく似た深い空色の瞳を思い出す。
今頃。
笑太は自分を探しているだろうか?
それとも…
次の任務の為、射撃練習をしているだろうか?
次の任務…。
――打ち合わせ…何時だったっけな~?
「…っ…」
もう知らない と言いながら、しっかり次の仕事を思い出す。
そんな自分に嫌気が差し、静かに瞼を閉じた。
穏やかな日差しが、体を優しく包み込む。
心地良い温かさに眠気が襲ってきた。
――あーもう寝よッ!
緩やかな睡魔に身を委ねる。
すると。
下草の香りに紛れて、嗅ぎ慣れた臭いが鼻を掠めた。
――ッ?…硝煙の臭い…。
風向きからして、射撃練習場の臭いがここまで漂う訳がない。
とすると。
答えは一つ…武器を所持した者。
目を閉じたまま、いつもの癖で臨戦態勢をとる。
――まぁ、特刑本部だし。武器携帯も、有り得るっちゃ有り得るけどよ…。
感覚を研ぎ澄ませ、気配を探った。
それでも。
気配が感じられない。
物音一つ無い。
敵じゃなければ、気配を消す必要がない。
てことは…
――やっぱり、敵サンかね~
「…あー面倒臭ぇ~」
そう呟き、勢い良く瞼を開いた。
すると。
開いたすぐ目の前に人影。
「…なっ!!?」
驚きに声が上擦る。
総隊長たる自分に、気配を察知させないとは…。
そいつは、俺を見詰めたまま動かなかった。
逆光で相手の顔に影が落ち、顔がよく見えない。
でも…
――この顔は――
茶色の長めの前髪。
気の強そうな瞳。
ツンと尖った鼻。
柔らかそうな口唇。
その奥に隠れる…熱く濡れた舌も…
――知ってる…ッ!
「…笑太っ…」
俺の横に身を屈めた男は、キツイ青の双眸で俺を見詰めた。
「探したぞ、総 隊 長。」
明らかに怒気を含めた声と共に、胸元をむんずと掴まれ上半身を起こされる。
「…っと。」
起こされた瞬間。
笑太の体から、ふわりと硝煙の臭いがした。
「…笑太…射撃練習、してたの?」
「…ん?そうだけど…」
それがどうした、と言うように、片眉を顰める。
「…そっか。」
「?」
だからか…
――だから、笑太の匂いだって解らなかったんだ…。
いつもは、もっと甘い…
俺を誘う イイ匂い だったのに――
心の呟きとは裏腹に。
背中に付いた草を払い 穏やかな微笑みを向ける。
「んで。どうしたの?俺を探してたんでしょ?」
未だ俺を見詰め、疑問符を浮かべる笑太に話を切り出した。
「…ん、あぁ。打ち合わせの時間だからな。探してた。」
「あ。もうそんな時間?忘れてたぜ~」
「はぁ?忘れた~じゃねーよ。目を離すとす~ぐどっか行っちまいやがって…」
「アハハ。ごめんな~」
「反省してねーだろ、アンタ…」
「えー。してるよ~…一応。」
「一応かよ…」
呆れたような溜息。
手を取られ引っ張り上げられた。
多少よろけながら立ち上がる。
目線が高くなり、笑太の綺麗な瞳が間近に見えた。
「全く…アンタはいつもそうだ。」
「ん?ごめんねぇ。」
「はいはい…。反省してねー癖に。」
「反省してるってば~」
「…ケッ。…次。また俺に黙ってどっか行ったら……」
ふわりとした動きで、笑太の長い指が 俺の首に絡まる。
「首輪でも…付けてやろうか?」
蟲惑的な笑みを浮かべ、絡めた指に軽く力が入った。
首筋を辿る、滑らかな指の感触。
「……」
――全く…誰が教えたんだ…。こんな誘い方…
ヤレヤレと心の中で呟き。
その 気の強い青い瞳へと視線を向けると、ゆっくりと口唇を開く。
「…付けてよ……」
「…っ!」
――どうせ誘うならさ……
「…二度と…離れられないように――。俺を縛って…」
茶色い髪の奥に潜む、青い双眸。
突き抜ける程の、澄んだ空の色に似たその瞳を見詰める。
「……はぁ?…バ~カ。マジにとるなよ変態。」
「えー残念~」
動揺に揺らぐ瞳。
俺の首に掛かったままの腕を引き寄せ、きつく抱き締めた。
「…ぅわっ!」
抵抗する笑太の首筋に、するりと頬を擦り寄せる。
「…っん…」
滑らかな白い肌。
柔らかい髪。
微かに震える身体。
深呼吸すると、硝煙の臭いが再び鼻を掠めた。
笑太の…いつものイイ匂いが全くしない。
銃火器系の持つ、独特の臭いに消されている。
人を殺す為…
自分を守る為…
銃を持たなければならない。
「やっぱり…笑太に この匂い は似合わないね…」
「はぁ?」
――二度と 離れられないように――
――二度と 離れないように――
「俺は…笑太本来の、匂いが好きだな…」
――お前が 汚れないように――
「笑太は…俺が守るよ…」
――例え……
――俺が でも――
FIN.
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哀歌様へ。
いらっしゃいませ☆管理人のKです。
温かいお言葉、有難う御座います!恐縮です!
今後も頑張りますね。
また、お会い出来る事を祈っております☆
温かいお言葉、有難う御座います!恐縮です!
今後も頑張りますね。
また、お会い出来る事を祈っております☆
文章力ありすぎっす!
素晴らしいですッッ!
あたしも桜御子大好きなんですけどほんとに理想でしたっww
あたしの友達「桜澤キモイ」とか言うんですよっ?!うるせーダマレ!!ってその度にキレてます・・・v
それでこんなに綺麗に書かれておられるのが嬉しくて嬉しくて・・・///
またいろんな作品読ませていただきます。
これからもがんばってください!応援してます!
あたしも桜御子大好きなんですけどほんとに理想でしたっww
あたしの友達「桜澤キモイ」とか言うんですよっ?!うるせーダマレ!!ってその度にキレてます・・・v
それでこんなに綺麗に書かれておられるのが嬉しくて嬉しくて・・・///
またいろんな作品読ませていただきます。
これからもがんばってください!応援してます!
彼音様へ。
いらっしゃいませ☆管理人Kです(´▽`)
( ゚Д゚)…り、理想!?
な、なんと…そんな風に言って頂けて恐縮です!!(照)
有難う御座います!!
キモさもまた彼の持ち味wwそれが違和感なく出せているのであれば良かったと思っています(●´ω`●)
またお越し下さいませね☆お待ちしています^^
( ゚Д゚)…り、理想!?
な、なんと…そんな風に言って頂けて恐縮です!!(照)
有難う御座います!!
キモさもまた彼の持ち味wwそれが違和感なく出せているのであれば良かったと思っています(●´ω`●)
またお越し下さいませね☆お待ちしています^^
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