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日陰の二次創作小説サイト。DOLLSで気ままに稼動中。
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相変わらず…
夜?朝?飛行中の、Kで御座いま~す。

今日は
前回の日記でお話していた「R-20」の桜澤×御子柴話の御届けです;;;

●20歳以下の方は閲覧を禁止致します●

何故、20禁なのかと言いますと…。
ストーリー上、激しく血みどろでして~;;;
血みどろと言うか、むしろ猟奇ど真ん中ヽ(`д´)ノ
まぁ、ホントはもっとはっちゃけたかったけども
色々考えて、これでも控えた方なのです;;;

なので。

●グロテスク表現が駄目な方もお勧め致しません●

以上の制約を
パスしている方 のみ 下記リンクよりどうぞ(´Д`)ノ
ただし。
入る前にもう一度大丈夫か自問自答なさって下さいませね;

ARE YOU READY?























『 RED=PandoRA 』
















「…月が――」




窓から差し込む月の光。

全てのものが眠りにつき
夢幻の闇色に浮かび上がる時刻。
満月よりやや欠けた月が、夜の街を照らしていた。


「――今夜は 月が高いね……」


青白く光る部屋の隅。
月光を纏うベッドに、二人の男が睦み合う。
湿り気を帯びた外気が、淡く透けるカーテンを緩やかに弄んでいた。

「…笑太……」

窓の外を眺めていた男が、傍で眠る背中にそっと口付けを落とす。
滑らかな肌を、長い金髪がさらりと撫でた。

「…好きだよ――」

その肌へ、愛の言葉を染み込ませるかのように囁く。
それでも言い足りない。伝え足りない。

どうして…

どうして…この想いは、留まることが無いのだろう?


「――好き…好き…大好き…ホント、愛してるんだよ。笑太……」


好きで
好きで
本当に堪らなく大好きで…

時々
大好き過ぎて、自分はオカシイんじゃないかと思ったりもする。

生きる程に 美しく輝く笑太。
俺はその輝きが眩しくて、目を開けられず必死に手を伸ばす。


――どうか…――


「愛してるよ…笑太…」

微かに粘液で汚れたその青白い首筋に、祈りを込めてキスを落とした。








「……はぁんっあっ…とき、ぉっ!…」


突き上げる度、踊る欲望の先端から白い飛沫が弾け飛ぶ。


「…ふぁ…ぁん…あ、あっ…」

もう何度達したか知れない。
下腹部を汚す体液は、既に白色から透明へと変化しつつあった。

それでも。
内壁を擦るたびその快楽は増し、穿つ楔を貪欲にしゃぶり続けた。


「…んくぅっ…も……ぃやぁ、っ…」


「…フッ…嘘つき…」

天邪鬼な喘ぎに、自身を限界まで引き抜く。
満たされない快感を追い求め、組み敷いた肢体が不満げに揺らめいた。

「…んぅっ…ぁ…ゃだっ…も、っ……と…」

「…最初から、そう言えばいいんだよ…」

こうして抱かれてる身体は
こんなにも いやらしく、淫乱に…男を誘うクセに…。


――本当に、口ばっかり 素直じゃないんだから…


一人心の中で呟き、肩に掛けていた両足を抱え直す。
昂ぶりを追うように彷徨う腰を掴むと、荒々しく最奥を貫いた。

「ひぁっあああぁっ!…っ…ぁ、ぁんっ…」

まだ若い、ほど好く引き締まった身体が、シーツの上を溺れた魚のように跳ね回る。
切迫した呼吸が快感の激しさを物語っていた。

接合部から生まれるグチュグチュと粘ついた音が、薄暗い部屋に響き渡る。
その音にも敏感に反応し、内壁が楔を奥へ奥へと誘い込んだ。

「…笑太…っ…」

「ふぁっ…ぅん…あぁっ…っ」

熱に融けた青い瞳。
喘ぎと共にチロチロ覗く熟れた舌。
上気した薄紅の頬。
汗に濡れた亜麻色の髪が、口角から滴る唾液にへばり付いた。

「あぁ…スゲー、綺麗だ…」


無垢な笑太…
可愛い笑太…

捧げられた その身体も
預けられた その魂も

――全てを 俺に見せて。
――全てを 俺に……。


――もっと もっと 喰わせてよ!


内壁のヒダを捲り上げ、再び乱暴に突き入れる。
壊れた蛇口のように、張り詰めた笑太の欲望は体液を散らし続けた。

「あっ!…あ、ぁっ…はぁんっ!…」

更なる高みへと向けて、横たわる身体が弓なりに撓る。
その度、肩や首筋、腹部の筋肉が美しく隆起した。
手の平に感じる肉の弾力。
汗に光るしなやかな肌。


――ホント 真っ白な魚のようだね…。


自分の上唇を舐める。

無防備に晒された首筋。
ゴクリと嚥下し、悦楽に震える喉仏に喜悦の官能を感じた。

「…っ…笑…太…」

理性がドロドロと融け出す。

「…ひぁっ…ん、あっ…あぁ…っ」

本能のまま、その喉元に思い切り噛み付いた。
気管の軟骨がたおやかに軋む。

「…っ…ぅぐッ…」

突然急所を捕えられ、ピタリと笑太の動きが止まる。
横目で表情を伺い見ると、快感に潤んでいた目が恐怖に見開き、視線は虚しく空を漂う。
半開きだった口唇をパクパクと鯉のように動かし空気を求めていた。

窒息により感じる、うっ血した赤い死の抱擁。

「……ッ…っ…、ッ!…」

歯にあたるやわやわとした肉の感触。
更に噛み締めると、くぐもった細い悲鳴を上げた。

痛みと快感の間で被虐に戦慄く後孔。
それにも構わず、なおも強く腰を打ちつける。
弱い場所を抉り上げると、引き絞るような喘ぎが漏れた。

「…~~ッ!…」

獣のように笑太の喉を捕え、無我夢中に繋がりを揺さぶり続ける。
後首を支えるように回した指が、興奮にキツク食い込んだ。

「…ッ!…ッ、っ…ぁッ…」

ふと、口の中にじわりと鉄の味が広がる。

甘い
蕩けるような
舌に絡み付く笑太の…血。


「…ッ…っ…、…しッッ……ぬ……!…」


「…っ!?」


――死ぬ?笑太が? 殺す?俺が?

有り得ない!
絶対に有り得ないよッ!!

だって
こんなにも…

こんなにも お前 が大好きで
こんなにも お前 を求めてる


「……っ…ッ!…、……~ッ…」

噛んでいた喉から、ゴボゴボと湿った音が耳を掠めた。


――俺は…

――笑太が生きて、俺の傍にいてくれればいいんだ。


『…ねぇ、そうだろ?笑太…』


なおも噛み続ける喉。
生と死の境で、狂楽に悶える笑太の胸から微かに心臓の鼓動が聞こえた。
破裂しそうな程に疾走する心音。命の胎動。

…生きている証。


――あぁ…『笑太』が ココ にいる…。


ドクドクと早鐘を打つ心臓。

その音が余りにも心地良くて…
捕えていた喉元を離し、ひたすらその鼓動に耳を傾けていた。

「ガハッ!…ぜぇはぁッはぁッ…。殺すっ…気か、アンタ!」

笑太が自由になった喉を摩りながら、俺へと抗議の眼差しを向ける。
俺は、それにも目もくれず、ひたすら笑太の胸に耳をくっ付けていた。

「…おいっ…聞いてんのかよ!」

「………」

徐々に速度を落とし、落ち着いていく鼓動。
それに物足りなさを感じ、再び腰を引き寄せ力一杯突き上げた。

「…あああぁっ!!…」

ドクンと一層強い音で拍動する笑太の心臓。



――あぁ、そうか…。俺は   『笑太』が    欲しかったんだ――



「あっ!…  あっ…やぁ  ぁんっ…


――笑太自身が…


 …は  …っ  ん  …      "" 目の奥が 灼けるように熱い ""


――本当の『お前』が…


 ……と 、   ぉ         "" 視界がじわじわと 赤く染まる ""



―― お前 を――



「くれるよね」


「…っ…?…」


言葉と共に
脇腹を愛撫していた指先を、浮き出る骨の隙間へと力一杯突き立てた。

「…ぐッ…い、ツぅ!い、痛!!」

皮膚が引き攣れ伸展する。
余りにも脆弱な肌の抵抗。

掻くように抉り上げると、ブツリと鈍い音が響いた。
痛みにもがく肌に、爪先が赤い弧を描く。滲み出る血液。

「…~ッ!!…ア、アンタ、何のつもりだ!!」

今までの快楽も忘れ、必死に指を外そうと暴れ出す。
それにも構わず沈ませる指先。
沈む度、ギリギリと奥歯を噛み締める音がした。

「…笑太…笑太…愛して、る…っ…」

皮膚を裂き、皮下組織を探る。
第一関節まで入っただろうか、爪先に柔らかな肉があたった。

――まるで セックスみたい…。

そんな事を思いながら
笑太は、ゆっくり、ゆっくりと…絶え間なく『俺』を受け入れる。

その温もりの全てで…。


「ぎぁッ!…イタイイタイ!!!…やめ!止めろぉぉお…ッ!!!」

止め処なく溢れる赤い体液。
タラリ…
タラリ…
白いシーツに無数の黒い染みを作る。

そんな血の海の中
狂ったように暴れる身体を、愛おしむように抱き締めた。


「…ホントに…愛してるんだよ……笑太…。」


――どうしようもないくらいに――


呟きと共に、探る指を一気に奥へと捻じ込んだ。


「……ガ、ぁッ!!!……」


――『お前』が――


――『居る場所』へ――


「…ひぃッ…っ、ぎぃぁあぁあああッ!!!!」


噴き出す鮮血。
見詰めていた俺の顔が、真っ赤に濡れた。
それでも、必死に肉を掻き分け臓器を破る。
グチュグチュと濡れた音を立て、俺の手は笑太の胸へと飲み込まれていった。

手首まで埋めると、思わず吐息が口を吐く。

「……っ…」

熱さを感じる程の高温の肉。
穏やかにぬめる粘膜。
ふわふわと臓器が指先を撫で上げる。

『俺』を優しく包み込む、愛しい笑太の身体。

赤い宝石のように輝く肉がピクピクと蠢いた。

――笑太は 何処かしこも光ってるんだね…。

「…笑太、感じる?…俺が今、お前のナカにいるよ…」

うっとり囁くと、当の本人は目を見開いたまま気を失っていた。
口角に溜まる血泡。
大粒の冷や汗が、月光に照らされた青い額を滑り落ちる。

「あぁ…悦過ぎて失神しちゃったぁ?」

仕方無いなぁ~と、片手で瞼を閉じさせ、乱れた髪を梳いてやる。
すると、カクリと脱力した頭がしな垂れた。

「いいよ…。疲れたでしょう?沢山エッチしたもんね。おやすみ…」

細めた瞳で微笑みを向ける。

聖母の如き美しさで、眠り続ける笑太。
血に濡れてなお、その美しさは壮絶さを増すようだった。

「…全く…何処まで俺を狂わせるんだろうね…お前は…」

再び、体内に入れたままの手の平を動かしてみた。
指先に触れる限りの、全ての粘膜を愛撫する。

奥へ…
奥へ…
すると、骨に阻まれる手前…

脈々と動く『拍動を続けるモノ』が在った。


「…っ!…」


――コレが…本当の


――『 笑太 』――


「…ぁ、あぁ…っ…」

その瞬間
何とも言えない、叫び出したい程の歓喜が全身を駆け抜けた。
余りの興奮に全身が痙攣する。

恐る恐る…『ソレ』に指を絡ませた。

「…っ……はぁ…」

肌越しに伝わる
力強く
確実に

生を刻む動き。

極度の喜びに達しそうになりながら
強かな拍動を続ける臓器を、軽く引っ張ってみる。

「…っ!…」

女の身体のような柔らかさ?
うら若き少女のような瑞々しさ?
子どもを育む子宮のような安息?
底知れない闇を湛える恐怖?

理解出来ない激情に、息が出来ない。

「…う、ぅ……くっ……」

頬を脂汗が伝い落ちる。


――もう…駄目だ!


――我慢…出来ない…ッ!!!――



「…俺 だけ、の…もの だ  俺だけの…"" 笑 太 ""……



次の瞬間

視界が完全な 赤 に塗り潰された。


鮮烈な
残酷な
幸福な

世にも美しい…赤。

激流のように噴き上げた鮮血が、月光を受けてキラキラと煌いた。
光る飛沫が、空中に赤い半月を描く。


「…、…あぁ…っ…」

今し方、己の手で引き抜いたモノを見詰め、感嘆の声を上げる。

そこには、ピクピクと鼓動を続ける『笑太』
赤い黒い血に塗れた心臓。

表面を巡る幾重もの血管。
笑太と共に時を刻んだ筋肉。
薄い粘膜を被るツルンとした感触。

全てを赦すような…
全てを受け入れるような…

慈悲を持った柔らかさ。



「―――…っ……」




思わず…


――涙が零れた。










ふと感じる肌の温もり。
見ると、俺の背中にピッタリとくっ付いた笑太がいた。
死んだように眠るその安らかな寝顔を見て、思わず笑みが零れる。

「……ホント、可愛い奴…」

体液で光るその肌を、指先でなぞる。
少しでも力を入れると壊れてしまいそうな…全能の神が送りし女神。


「……あ…。あともう少しで満月だ…」

窓から差し込む月の光。
満月よりやや欠けた月が、笑太と二人。部屋じゅうを照らしていた。


――俺は ただ


  本当に お前を "" 愛 し て る "" だけなんだよ…



――お前の存在 全てを……



『―― 笑 太 ……』





あぁ



――目が   灼けるように 熱い ――











FIN.






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