日陰の二次創作小説サイト。DOLLSで気ままに稼動中。
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DOLLS小説作ってみました。
『桜澤×御子柴』前提の『獅洞×御子柴』です。
管理人にとって、前提はやはり外せませぬ~(笑)
そうそう!
超微妙にエロシーン有りですので、ご注意願いたいです。
*加筆修正1月2日
『桜澤×御子柴』前提の『獅洞×御子柴』です。
管理人にとって、前提はやはり外せませぬ~(笑)
そうそう!
超微妙にエロシーン有りですので、ご注意願いたいです。
*加筆修正1月2日
~HANGING THERE~
法律
法務省
罪
罰
死刑
特別死刑執行官
――大切な誰かを失った人達の 不公平さ を少しでも緩和する為――
そう信じていた。
アイツもそう言っていた…。
しかし、そう言った筈の本人は、俺の前に死刑囚として現れた。
―何故
―何故
―何故だ
―なんで!
―どうしてだよ 時生!?
そんなアイツを処刑した――。
本当は殺したくなかった。
生きていて欲しかった。
心から大切な人だった。
ずっと共に歩みたかった。
――アイツの隣で ずっと――。
それなら
何故処刑した?
何故殺した?
『アイツが 死刑囚だから?』
『それが 与えられた 任務 だから?』
『それが 不公平さ を 緩和する事だから?』
死刑囚が殺人を犯す。
被害者の遺族は悲しむ。
憎しみが生まれる。
その死刑囚を自分達が処刑する。
死刑囚の遺族は悲しむ。
憎しみが生まれる。
全てに平等なものは『悲しみ』『憎しみ』だ。
―これじゃあ
『自分達のしてきた事』は
『死刑囚達がして来た事』と――何も変わり無いじゃないか。
法と言う名の下で行われる公式の罪。
殺人の正当化。
―――――正義って 何?
「俺 今すげー人間みたいなこと言っちゃったよ」
「バーカ 元々人間じゃねーか」
「うん… …そうだね…」
お前も
同じこと考えたのか?
また…お前に、会いたいよ―――――時生――
会って語り合いたい。
会って謝りたい。
会って――その腕に包まれたい。
「ふふっ…」
(お前は俺が殺したのに…オカシイよな、こんな事…)
自嘲に口角を歪める。
呟きが、喧騒の去った廊下に霧散した。
不意に、ポケットの携帯に指先が触れる。
徐に取り出し、メモリーに何人かいる人物へとメールを送った。
別に誰でも良い。
アイツじゃないなら、誰でも…。
「…もっ…と……ふっぁん……激…しく!」
相手の腰の動きと共に、汗に煌く滑らかな背が撓る。
篭った喘ぎが口をついて出た。
「このままだと…切れるぞ?」
荒い呼吸の合間に囁かれる労わりの言葉。
晒したうなじを口唇が辿った。
背筋を鈍い快感が走る。
――やめてくれ。
そんなもの、俺には必要無い。
必要としちゃいけないんだ。
「…構わねぇっ…もっと…血を――流させてくれ!傷付けてくれ!!」
言葉と共に激しく最奥を貫かれる。
粘膜が弾ける音がした。
「…ひぁっ!!…ぐっ…ぁくっ…」
白いシーツを、破る程に食い込む自分の爪。
目尻に浮かぶ涙で視界が滲んだ。
もっと
もっと
もっとだ――。
痛みが足りない。
悦くなんてなりたかない。
そんな事ハナから望んじゃいない。
血を流して、痛みに身悶える。
その痛みに。
自分は
生という罰を受けている事を思い知らされる。
―それでいいんだ。
「…くぅ…うっ…うっ…ぁ…ぃっ…」
痛みに奥歯が軋んだ音を立てた。
背中越しに相手の吐息が掛かる。
自分は今、冷や汗をかいているのだろう。
その吐息に、妙に寒気を覚えた。
相手の伸びた髭が背筋を掠めていく。
裂傷を伴う後孔が、大量の血液を撒き散らしているのか。
太腿に生暖かい液体が流れると、安堵と共に、濁った頭がクリアになった。
途端に、下半身に激しい痛みが突き抜ける。
粘液質な水音を響かせながら、相手の動きが早さを増した。
「さぁ…啼けよっ御子柴!」
「ぐっ…ぅ…ん…あああああ!!」
(―――時――生――!!!)
自分の叫びと共に。
腹ん中に生温かいもんが流し込まれる。
何も 心には響かない。
帰り掛け、相手に声を掛けられた。
「余りヤり過ぎんなよ~」
背を向けたまま手を振ってくる。
表情は伺えない。
きっと、あの胡散臭い長い前髪の下で苦笑しているのだろう。
「ご忠告、有難う御座います」
慇懃に敬礼し視線を上げると、そいつはいつの間にか片手に紙包みを振っていた。
「まぁ、次が有んなら…限定高級チョコレート付きでな~」
などと言い放つ。
食えない男…法務省大臣。
「でも…次に貴方にお会いする時は、俺は死体になっているかもしれません」
口元に極上の笑みを浮かべる。
間違った事は言っていない。
それが、どんな経緯でのものだとしても…。
「ははっ、今度こそ後悔の無いようにな」
「はい…そのつもりです」
―そう――。
いつだって、最期に決めるのは『自分の心』
人に決められた法ではない―自分の法律。
…それが―――約束だから――
法律
法務省
罪
罰
死刑
特別死刑執行官
――大切な誰かを失った人達の 不公平さ を少しでも緩和する為――
そう信じていた。
アイツもそう言っていた…。
しかし、そう言った筈の本人は、俺の前に死刑囚として現れた。
―何故
―何故
―何故だ
―なんで!
―どうしてだよ 時生!?
そんなアイツを処刑した――。
本当は殺したくなかった。
生きていて欲しかった。
心から大切な人だった。
ずっと共に歩みたかった。
――アイツの隣で ずっと――。
それなら
何故処刑した?
何故殺した?
『アイツが 死刑囚だから?』
『それが 与えられた 任務 だから?』
『それが 不公平さ を 緩和する事だから?』
死刑囚が殺人を犯す。
被害者の遺族は悲しむ。
憎しみが生まれる。
その死刑囚を自分達が処刑する。
死刑囚の遺族は悲しむ。
憎しみが生まれる。
全てに平等なものは『悲しみ』『憎しみ』だ。
―これじゃあ
『自分達のしてきた事』は
『死刑囚達がして来た事』と――何も変わり無いじゃないか。
法と言う名の下で行われる公式の罪。
殺人の正当化。
―――――正義って 何?
「俺 今すげー人間みたいなこと言っちゃったよ」
「バーカ 元々人間じゃねーか」
「うん… …そうだね…」
お前も
同じこと考えたのか?
また…お前に、会いたいよ―――――時生――
会って語り合いたい。
会って謝りたい。
会って――その腕に包まれたい。
「ふふっ…」
(お前は俺が殺したのに…オカシイよな、こんな事…)
自嘲に口角を歪める。
呟きが、喧騒の去った廊下に霧散した。
不意に、ポケットの携帯に指先が触れる。
徐に取り出し、メモリーに何人かいる人物へとメールを送った。
別に誰でも良い。
アイツじゃないなら、誰でも…。
「…もっ…と……ふっぁん……激…しく!」
相手の腰の動きと共に、汗に煌く滑らかな背が撓る。
篭った喘ぎが口をついて出た。
「このままだと…切れるぞ?」
荒い呼吸の合間に囁かれる労わりの言葉。
晒したうなじを口唇が辿った。
背筋を鈍い快感が走る。
――やめてくれ。
そんなもの、俺には必要無い。
必要としちゃいけないんだ。
「…構わねぇっ…もっと…血を――流させてくれ!傷付けてくれ!!」
言葉と共に激しく最奥を貫かれる。
粘膜が弾ける音がした。
「…ひぁっ!!…ぐっ…ぁくっ…」
白いシーツを、破る程に食い込む自分の爪。
目尻に浮かぶ涙で視界が滲んだ。
もっと
もっと
もっとだ――。
痛みが足りない。
悦くなんてなりたかない。
そんな事ハナから望んじゃいない。
血を流して、痛みに身悶える。
その痛みに。
自分は
生という罰を受けている事を思い知らされる。
―それでいいんだ。
「…くぅ…うっ…うっ…ぁ…ぃっ…」
痛みに奥歯が軋んだ音を立てた。
背中越しに相手の吐息が掛かる。
自分は今、冷や汗をかいているのだろう。
その吐息に、妙に寒気を覚えた。
相手の伸びた髭が背筋を掠めていく。
裂傷を伴う後孔が、大量の血液を撒き散らしているのか。
太腿に生暖かい液体が流れると、安堵と共に、濁った頭がクリアになった。
途端に、下半身に激しい痛みが突き抜ける。
粘液質な水音を響かせながら、相手の動きが早さを増した。
「さぁ…啼けよっ御子柴!」
「ぐっ…ぅ…ん…あああああ!!」
(―――時――生――!!!)
自分の叫びと共に。
腹ん中に生温かいもんが流し込まれる。
何も 心には響かない。
帰り掛け、相手に声を掛けられた。
「余りヤり過ぎんなよ~」
背を向けたまま手を振ってくる。
表情は伺えない。
きっと、あの胡散臭い長い前髪の下で苦笑しているのだろう。
「ご忠告、有難う御座います」
慇懃に敬礼し視線を上げると、そいつはいつの間にか片手に紙包みを振っていた。
「まぁ、次が有んなら…限定高級チョコレート付きでな~」
などと言い放つ。
食えない男…法務省大臣。
「でも…次に貴方にお会いする時は、俺は死体になっているかもしれません」
口元に極上の笑みを浮かべる。
間違った事は言っていない。
それが、どんな経緯でのものだとしても…。
「ははっ、今度こそ後悔の無いようにな」
「はい…そのつもりです」
―そう――。
いつだって、最期に決めるのは『自分の心』
人に決められた法ではない―自分の法律。
…それが―――約束だから――
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