日陰の二次創作小説サイト。DOLLSで気ままに稼動中。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
いやはや…。
何だかね…突然脈絡無く、DOLLS話が書きたくなりましてねぇ…;;;
オカシイなぁ~?
しかも浮かんだのが……。
保井×御子柴(桜澤×御子柴前提)
桜澤×御子柴前提はやっぱり自分的王道デス。
そして。
前回同様、今回も、ちっともエロくありません;;;(涙)
因みに。
タイトルが空白なのはあえてですので…。
そういやね。
先日友人に「Kさんの書く人形SSはリアル」と言われましたが……。
そう?リアルかなぁ??
ようは、現実味が有るって事だよね?
でも、そう言ってもらえれると嬉しいですねぇ~☆
非現実的なSSでなく、より現実感の有るSSを書きたい!と思っていたので…。(思うばかり)
DOLLSの話は、自分的に現実と結び付けて考えて欲しいテーマばかりなので、余計にリアルにしたいと思っているんですね。
…と、まぁ話が反れまくりですな;;;
保井×御子柴のSS、御覧頂ければ幸いです(´Д`)ノ
何だかね…突然脈絡無く、DOLLS話が書きたくなりましてねぇ…;;;
オカシイなぁ~?
しかも浮かんだのが……。
保井×御子柴(桜澤×御子柴前提)
桜澤×御子柴前提はやっぱり自分的王道デス。
そして。
前回同様、今回も、ちっともエロくありません;;;(涙)
因みに。
タイトルが空白なのはあえてですので…。
そういやね。
先日友人に「Kさんの書く人形SSはリアル」と言われましたが……。
そう?リアルかなぁ??
ようは、現実味が有るって事だよね?
でも、そう言ってもらえれると嬉しいですねぇ~☆
非現実的なSSでなく、より現実感の有るSSを書きたい!と思っていたので…。(思うばかり)
DOLLSの話は、自分的に現実と結び付けて考えて欲しいテーマばかりなので、余計にリアルにしたいと思っているんですね。
…と、まぁ話が反れまくりですな;;;
保井×御子柴のSS、御覧頂ければ幸いです(´Д`)ノ
~『 』~
――笑太…
――笑太――
煙草の匂い。
頭を撫でる手の平の温もり。
指を絡ませた時の銃タコの位置。
腕の傷痕。
背中のタトゥー。
何処かのブランドの香水の薫り。
毛先の荒れた長い金髪。
口唇を舐める癖。
良く聞くと語尾の掠れた低い声。
色素の薄い灰色の瞳。
『――笑太…』
全て
今の とは違う。
この温もりはアイツじゃない。
この指も。
この腕も。
この声も 背中も 髪も 匂いも
――瞳も
全て
全て
全て――!!
「と……き――ぉ………」
手を伸ばしても、そこに在るのは虚空。
果てしなく白い白い『空白』――。
俺は―――何処に行きたいんだろう?
「笑太?」
「!?」
気が付くとベッドの中から、天井へと手を伸ばしていた。
白い壁紙――。
ああ…コイツの家か。
そんな事を思いながら、呼ばれた事を思い出し相手へと顔を向ける。
「…何?」
返事をしながら目に入った相手の髪が、真っ黒な事に何故か酷く悲しくなった。
相手の男は、返答した事に安心したらしく、ほっと吐息を吐き出す。
「お前な…寝てっかと思って放っといたら、突然腕上げてブツブツ言ってるから~驚いたんだよっ」
無造作に流れ落ちたドレッドヘアを掻き揚げながら、苦笑を浮かべる。
シャワーを浴びたのか、しっとりと髪が濡れていた。
ゆったりと頭を撫でられる。
アイツは――目が覚めたら 必ず 隣に 寝てるのに――
「そっか…。」
淡々と言葉を告げ、自分もシャワーを浴びる為に起き上がる。
「…っ…」
途端、腰から下腹部にかけて鈍い痛みが走った。
思わず息が詰まる。
「大丈夫か?」
頭上で労わりの声が掛かる。
「ああ」と短く言葉を返すと、男の身体からふわりとボディーソープの匂いがした。
何度も嗅いだ匂いだが、未だ嗅ぎ慣れない匂い。
アイツの――匂いとは 違う から――
身体を支えてもらいながら立ち上がる。
密着する程に強くなる匂い。
その匂いを嗅いでいる内に、何故か無性に虚しく、腹立たしくなってきた。
今は、脇を支えるその腕さえも煩わしい。
我慢…出来なかった。
「…放っといてくれっ」
優しく背中を摩る腕を振り払う。
その匂いが掻き消えた事に、何故か安堵した。
アイツの 代わり なんて――誰にも出来ない――
「笑太?」
男は、微かに悲しそうな顔で俺の顔を覗き込む。
黒い切れ長の目。
豊かなヒゲが、目の前をちらつく。
「…ぁ…悪ぃ……。――やっぱ…俺、帰る…」
少しづつ慣れ始めた足に叱咤し、床に散らばる服を急いで身に付ける。
今は一人になりたい。
誰にも会いたくない。
ココに居たくない。
アイツが――何処にも 居ない 事を思い知らされるから――
夢中で身支度を整える。
男も、何かを察したのか黙って支度を手伝ってくれた。
「無理、すんなよ…」
床に屈んだまま呟かれた言葉。
本来なら労わりの言葉が、その時は心に深く突き刺さった。
「ああ。…サンキュ…」
無理矢理に微笑みを作り、玄関のドアを開ける。
じゃあ、と別れの言葉を交わし、心の中で謝罪の言葉を呟く。
でも――。
その時弱っていた俺は、ドアが閉まる寸前…男には聞こえない声で囁いた。
「アンタが――金髪なら良かった…」
そしたら 多少 は
アイツの 代わり に――
――なるかもしれないだろう?
■END■
――笑太…
――笑太――
煙草の匂い。
頭を撫でる手の平の温もり。
指を絡ませた時の銃タコの位置。
腕の傷痕。
背中のタトゥー。
何処かのブランドの香水の薫り。
毛先の荒れた長い金髪。
口唇を舐める癖。
良く聞くと語尾の掠れた低い声。
色素の薄い灰色の瞳。
『――笑太…』
全て
今の とは違う。
この温もりはアイツじゃない。
この指も。
この腕も。
この声も 背中も 髪も 匂いも
――瞳も
全て
全て
全て――!!
「と……き――ぉ………」
手を伸ばしても、そこに在るのは虚空。
果てしなく白い白い『空白』――。
俺は―――何処に行きたいんだろう?
「笑太?」
「!?」
気が付くとベッドの中から、天井へと手を伸ばしていた。
白い壁紙――。
ああ…コイツの家か。
そんな事を思いながら、呼ばれた事を思い出し相手へと顔を向ける。
「…何?」
返事をしながら目に入った相手の髪が、真っ黒な事に何故か酷く悲しくなった。
相手の男は、返答した事に安心したらしく、ほっと吐息を吐き出す。
「お前な…寝てっかと思って放っといたら、突然腕上げてブツブツ言ってるから~驚いたんだよっ」
無造作に流れ落ちたドレッドヘアを掻き揚げながら、苦笑を浮かべる。
シャワーを浴びたのか、しっとりと髪が濡れていた。
ゆったりと頭を撫でられる。
アイツは――目が覚めたら 必ず 隣に 寝てるのに――
「そっか…。」
淡々と言葉を告げ、自分もシャワーを浴びる為に起き上がる。
「…っ…」
途端、腰から下腹部にかけて鈍い痛みが走った。
思わず息が詰まる。
「大丈夫か?」
頭上で労わりの声が掛かる。
「ああ」と短く言葉を返すと、男の身体からふわりとボディーソープの匂いがした。
何度も嗅いだ匂いだが、未だ嗅ぎ慣れない匂い。
アイツの――匂いとは 違う から――
身体を支えてもらいながら立ち上がる。
密着する程に強くなる匂い。
その匂いを嗅いでいる内に、何故か無性に虚しく、腹立たしくなってきた。
今は、脇を支えるその腕さえも煩わしい。
我慢…出来なかった。
「…放っといてくれっ」
優しく背中を摩る腕を振り払う。
その匂いが掻き消えた事に、何故か安堵した。
アイツの 代わり なんて――誰にも出来ない――
「笑太?」
男は、微かに悲しそうな顔で俺の顔を覗き込む。
黒い切れ長の目。
豊かなヒゲが、目の前をちらつく。
「…ぁ…悪ぃ……。――やっぱ…俺、帰る…」
少しづつ慣れ始めた足に叱咤し、床に散らばる服を急いで身に付ける。
今は一人になりたい。
誰にも会いたくない。
ココに居たくない。
アイツが――何処にも 居ない 事を思い知らされるから――
夢中で身支度を整える。
男も、何かを察したのか黙って支度を手伝ってくれた。
「無理、すんなよ…」
床に屈んだまま呟かれた言葉。
本来なら労わりの言葉が、その時は心に深く突き刺さった。
「ああ。…サンキュ…」
無理矢理に微笑みを作り、玄関のドアを開ける。
じゃあ、と別れの言葉を交わし、心の中で謝罪の言葉を呟く。
でも――。
その時弱っていた俺は、ドアが閉まる寸前…男には聞こえない声で囁いた。
「アンタが――金髪なら良かった…」
そしたら 多少 は
アイツの 代わり に――
――なるかもしれないだろう?
■END■
PR
この記事にコメントする
■■ サイト案内図 ■■
■■ WEB拍手 ■■
現在準備ちゅう♥
ごめんね( ;∀;)